仕事ができる人の効率の良い仕事の進め方【問題解決の進め方の基礎】

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two men laughing white sitting on chairs

「毎日残業しても、仕事が終わらず成果がでない…。一方で、仕事ができる人は難しい仕事でも効率的に進めて成果を出しているけど、どのように仕事を進めているのか知りたい!」

このような疑問に答えます。

本記事では、仕事ができる人の効率の良い仕事の進め方、特に「課題達成」や「問題解決」のプロジェクトを効率的に進めていくアプローチについて説明します。

今回紹介する方法は、どの仕事にも共通して使える超基本的かつ最重要な考え方です。

これができるかできないかで、仕事のスピードや質が大きく変わることは間違いありません。

また、本記事の思考方法・アプローチは“>「イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人著)」を参考にしています。

私自身、部門異動が多いこともあり様々な部署での仕事を経験してきましたが、今回の思考方法は、どの部署に行っても役立ちますし、そもそもこれができないと仕事でたいした成果は出せません。

基本的な内容なので、問題解決や課題達成の業務に携わっている新人エンジニアや社会人1年目のかたなどは本記事が参考になると思います。

仕事ができる人の効率の良い仕事の進め方【問題解決の進め方の基礎】

two men in suit sitting on sofa

結論として、効率が良い仕事の進め方は、仕事で取り組むタスクやプロジェクトにおいて、解くべき「問題」を見極め、解決のストーリーを仮説として描き、それを検証する方法です。

この意識を常に持って、徹底してください。

この方法で仕事を進めることで効率良く成果を出すことができるための第一歩を踏み出すことができます。

では、それぞれの内容となぜそうすべきなのか、理由を説明していきます。

仕事ができる人は「解くべき問題を見極める」

仕事ができる人とできない人を完全に分けるポイントがこの「解くべき問題を見極める」です。

なぜなのか?それはいたってシンプルで、解く必要のない問題を解いたところで、成果につながらないからです。

当たり前のようですが、これが難しいのです。

ただし、その業務に精通するベテランの場合には、その豊富な経験から、目の前にある問題が、本当に答えを出すべき必要がある問題なのか、さらに答えを出せる問題なのかを直観的にわかります。

そのため、この解くべき問題を見極めるという点を無意識にできるのでしょうが、入社1年の人や部署異動や転職してきた新人は、難しいのでこのことを意識しておく必要があります。

つまり、自分の仕事に対して、「そもそもこの問題について答えをだすべきなのか?」「じつは、本当の問題はそこではなくて別にあるのでは?」と立ち返って考えてみるようにしましょう。

そして、自分で考えたら、その業務の熟練者や上司に自分の考えを説明して解くべき問題を確認し、進むべき方向性について共有しましょう。

そうすることで、解く必要のない問題に取り組むことによる膨大な時間のロスや、後戻りのリスクを事前に回避することができます。

私は部署異動が多く、今まで経験したことがない業務をやることが多かったので、解くべき問題の勘所がよくわからず、問題自体を疑うことなく仕事を進めてしまい、大きな時間のロスをした経験が何度もあります。

また、仕事が重なり忙しい状態になると、ついつい問題自体を考えることをせず、思考停止状態で仕事を進めてしまい、結果としてやり直しになるという非効率的なことをやっていまいます。

このあたりは、学校の勉強と社会の仕事に取り組むうえでの大きな違いと言えます。

学校で出された宿題は、設問が間違っているのではないかと疑うことはないですが、仕事では違います。

その問題である設問自体を疑うことがイノベーションにつながることも多々あり、仕事ができる人はこの解くべき問題を見極める作業をしています。

仕事ができる人は「仮説を立てる」

black and green pencils

仕事ができる人は、仮説を立てて仕事を進めます。

そのほうが圧倒的に効率が良く、仕事が早く進むからです。

もし、仮説を立てないで調査をするとなると、そもそも調査の範囲がわからず、片っ端から情報集めをするか、情報不足で頭を悩ますかことになり、時間のロスに繋がります。

結果として、根性でがむしゃらに働くも結果がでず、無駄に消耗することになります。

しかし、「いやいやんなこと知ってるし、そもそも仮説が立てられなくて困ってるんだけど」という質問がありそうです。

ですが、まずは自分の経験や周りの有識者や上司のアドバイスを受けながら、まずは仮説を立てましょう。

仕事はチームプレーです。自分ひとりで仮説を立てる必要はありません。

仕事ができる人は、仮説を立てて、「仮説がすべて正しいとすれば」という前提で解決策のストーリーを描きます。

もちろんこの段階では、このストーリーも仮です。

このように仮説を立てて仕事を進めることで次に説明する検証のステップでの調査すべきことが明確になり、無駄な情報収集や分析を削除でき、結果として効率良く仕事を進めることができるのです。

仕事ができる人は「仮説を検証する」

仕事ができる人は、仮説を検証して、正解に近い確からしい答えを出します。

一方で、仕事ができない人は、仮説を検証せず、自分の空想中の話をしているだけで価値がありません。

過去の私も、質問に対して「~だと思います」と上司に回答するたびに、だから何?事実はなにか?と怒られていました。

自分ひとりで仕事をしているのなら責任はすべて自分なので良いですが、会社の場合は、一社員の空想や思いつきで判断することは難しいです。

仕事ができる人は「仮説検証のサイクルを高速で回る」

two person walking on spiral staircase

ただし、このステップで仮説を検証してすぐに仮説の正しさを証明できることは稀で、検証した結果得られた新しい事実をもとに、また仮説をたてなおします。

仕事ができる人は、このサイクルを高速で回すことで、仮説を磨き上げ、確度の高い解決のストーリーに仕上げることができるのです。

つまり問題に対して質の高い解決策を提示できるようになるわけです。

まとめ

仕事ができる人の効率の良い仕事の進め方について解説しました。

特に、問題解決系のタスクやプロジェクトに携わっている新入社員や新人エンジニアを対象とした必ず身に着けるべき基礎的な内容となっています。

ぜひ、問題を見極め、仮説検証を回していく仕事の進め方をみにつけて、仕事を効率化しましょう。

どこの部署に行っても、どこの会社に行っても、副業でも、あなたの力になることは間違いありません。

本記事の内容を詳しく知りたいかたは、冒頭でもご紹介した“>イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人著)」を読んでください。

また、仕事ができる人になるためのおすすめの書籍についてはこちらの記事でも紹介していますので気になる方は参考にしてください。

仕事ができる人になるための新入社員が読むべきビジネス本を7冊紹介しました。紹介した本の内容は、社会人の基礎、論理的思考力、問題解決力、リーダーシップ、ファシリテーション、伝える力などどれも会社で成果をあげるためには身に着けるべき能力です。

仕事の効率化につながる内容については、以下の記事もあるので興味のあるかたは参考まで。

仕事のスピードをアップさせるおすすめの本を5冊紹介しました。仕事のスピードアップにつながる「思考法」「ノウハウ」「進め方」などこれらの本を読めば基本的な考え方が学べます。ぜひ時間があるときに目を通して、実践すれば間違いなくあなたの役に立ちます。本記事が参考になりあなたの仕事のスピードアップに繋がれば幸いです。
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Outlookメールのおすすめの整理方法について、アーカイブの活用を説明しました。簡単で大したことをしていないようですが、得られる効果は大きいので、騙されたと思って取り組んでみることをおすすめします。

以上、あなたの仕事の効率化に少しでも貢献できれば幸いです。

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