QCストーリー課題達成型の進め方【まとめ】

QC

man with red backpack standing on cliff facing mountains under white sky during daytime

QCサークル(小集団活動)のQCストーリーの代表的な型である課題達成型の手順についてまとめました。

各ステップの詳細については、記事のリンクを参照してください。

■本記事の内容

・QCストーリー課題達成型とは

・QCストーリー課題達成型のステップ

この記事を書いている私は、製造メーカーの技術職で、10年以上のQCサークルの経験があります。

また、QCサークル活動の推進者としても長年関わってきました。

ですので、QCサークル活動の実態や運用面の難しさについては十分に理解しております。

教科書的な内容含め、私の実体験に基づいた活動に役立つ情報を提供していきます。

課題達成型のQCストーリーは事務部門や開発部門のテーマで適用されることが多いと思います。

このサイトで紹介している各ステップの記事を読んでいただければ、課題達成型を進めるうえでのポイントが一通りわかるようになります。

QCストーリー課題達成型とは

green spruce tree far at gray rocky mountains during daytime photography

課題達成型は、悪さがあまりない現状のレベルから、さらに高いレベルのありたい姿を目指したいときや、いままでない新規の業務を立ち上げる時などに適したQCストーリーです。

この課題達成型のQCストーリーを適用することで、ありたい姿を実現するための課題解決を効率的に進めることができます。

課題達成型のQCストーリーは特に課題の特性を決めて攻め所を決める部分が難しいです。

その部分についても各ステップごとの進め方を記事として書きましたので興味のあるステップをご覧ください。

QCストーリー課題達成型のステップ

Stairs, Stone, Gradually, Stone Stairway, Staircase

課題達成型の各ステップは以下の通りです。

  1. テーマ選定
  2. 攻め所と目標の設定
  3. 方策の立案
  4. 成功シナリオの追求・実施
  5. 効果の確認
  6. 標準化と管理の定着
  7. 反省と今後の課題

各ステップの詳細は関連記事をご覧ください。

テーマ選定・効果確認・標準化と管理の定着は、問題解決型や施策実行型と内容が同じなので、同一の記事となっております。

1.テーマの選定

QC活動のテーマ選定は、QCサークルのメンバー全員でテーマ候補を複数挙げ、優先順位を付けてテーマを一つに絞ります。活動の方向性を左右する重要なステップです。

取り組む価値のあるテーマを選び、対策によって困りごとを解決し、メンバーが効果を実感し、「やって良かった!」と思えることが、次の活動のモチベーションにも繋がります。

当たり前ですが、今後の活動のモチベーションに関わる非常に重要なステップです。QC活動で行き詰っているグループをみると、その多くがこのテーマ選定に原因があります。

テーマ選定の詳細は、以下の記事を参考にしてください。

テーマのネタ探しから選定の手順、QCテーマを取り上げた理由、最後にテーマ名のつけ方を解説しました。テーマ選定はQC活動のモチベーションを左右する重要なステップです。QC活動で行き詰っているグループをみると、その多くがこのテーマ選定に原因があります。この記事で書いたポイントを押さえ丁寧に進めましょう。

テーマ選定ができたら、活動計画と役割分担を行います。

QCサークル活動(小集団活動)の活動計画の作成と役割分担について解説しました。短期間で成果を出すために、事前に実行可能な計画を立てて、会合毎に進捗管理を行いましょう。また、グループメンバーがQCサークル活動に全員参加できるように、各人の特徴や成長も考慮して役割分担を行いましょう。

2.攻め所と目標の設定

活動テーマで扱う課題の特性を決め、その特性の現状とありたい姿を調査します。

そして、ありあたい姿を実現するための切り口(一般的には4M)の現状レベルと要望レベルを調査し、ギャップを明確化します。

次に、ギャップを埋めるための「攻め所」を設定し、課題達成の期待効果によって攻め所を絞り込みます。

最後に、現状レベルと要望レベル、攻め所を考慮し、目指したい特性値を目標値として設定します。

詳細は以下の記事を参考にしてください。

課題達成型QCストーリーの攻め所と目標設定について解説しました。このステップは、テーマの課題を明確化する重要なステップですので、しっかりと理解する必要があります。本記事の基本事項を学んだら、実際にギャップシートに情報を整理して実践を繰り返し、理解度を上げていきましょう。

3.方策の立案

方策の立案は、目標を達成するために実施するべき、効果の大きい方策を決めるステップです。

まずは、現状レベルと要望レベルのギャップを埋めるための攻め所を踏まえて、実現性は意識せずに、多くの方策案を洗い出していきます。

方策案が洗い出せたら、どの方策案が実施したときに効果が高く、目標達成への寄与が大きいのかを評価し、方策案の優先順位をつけます。

詳しい解説は以下の記事をご覧下さい。

課題達成型QCストーリーの方策の立案のステップについて進め方を説明しました。目標を達成するためにより効果の大きい最適策を抽出するにあたり、いままでの方法にとらわれずに広い視野をもって方策案を出していきましょう。

4.成功シナリオの追求・実施

成功シナリオの追求では、効果の高い方策案を実現させるための具体的な方法を検討ます。

さらに、各種指標や悪い副作用などのリスクを評価し、総合的に利害得失を評価して最適策を選びます。

成功シナリオの実施では、5W1Hで実行計画を立て、上司の承認を得てから最適策を実施していきましょう。

詳細は以下の記事をご覧ください。

課題達成型QCストーリーの成功シナリオの追求と実施について説明しました。方策を実現させる具体策を検討し、リスク評価により未然に問題の防止策を講じて最適策を作ります。実施の際は、上司の許可を必ずとり、個々の最適策の効果が把握できるようにしましょう。

5.効果の確認

効果の確認は、活動に取り組みによる成果を確認するステップです。

対策をやりっぱなしで、なんとなく効果が出たと感じて活動を終了させるのではなく、しっかりとQCサークルのメンバー全員で、対策の効果を確認することが必要です。

効果の確認は、有形効果・無形効果・波及効果などがあります。自分達の活動の成果を把握し、今後の活動につなげるためにも重要なステップですので、しっかり取り組みましょう。

詳細な解説は以下の記事をご覧ください。

QCストーリーの効果の確認の方法について解説しました。効果の確認の種類には、有形効果・効果金額・波及効果・無形効果があります。自分達の活動の成果を把握し、今後の活動につなげるためにも重要なステップですので、しっかり取り組みましょう。

6.標準化と管理の定着

活動で実施した対策の効果を維持継続するための重要なステップです。

標準化では、作業標準書・周知・教育・ルールなど、管理の定着については、指標やその頻度をどのように監視するかを5W1Hでまとめていきます。

そして、定期的に効果が維持されているか、グラフや管理図で定量的に確認します。

計画的に活動が進まず、期間ギリギリになるとこのステップが適当になりがちですが、ここがいい加減だとせっかく苦労して進めた活動の成果が無駄になりかねないので注意が必要です。

詳細は以下の記事をご覧下さい。

標準化と管理の定着/歯止めの進め方とポイントについて解説してきました。QC活動の対策に歯止めをかけて成果を維持・継続させるための重要なステップですので、標準化・周知・効果の監視を抜けもれなく実施するようにしましょう。

7.反省と今後の課題

QCサークル活動のPDCAサイクルを回す重要なステップです。

QCサークル運営・会合、QCストーリーの適合性、活動の成果などについて、振り返りましょう。反省することで課題を設定し、次回の活動で改善することで、グループを成長させます。

詳しくは以下の記事を参照してください。

QCサークル活動の「反省と今後の課題」の意味合いとポイントについて解説しました。「反省と今後の課題」はグループを成長させるために、PDCAサイクルを回す重要なステップです。振り返りのポイントについて目標やあるべき姿を明確にして実際の活動の結果と比較をすることで反省し、今後の課題を設定しましょう。

まとめ

課題達成型QCストーリーの概要について説明しました。各ステップの進め方については関連記事をご覧ください。

課題達成型の手順は知っているけど、その意味合いを理解していないので苦労しているかたが多い印象です。

本サイトの課題達成型のステップを参考にして、実践を積んで理解度を上げていってください。

本記事がQC活動の参考になれば幸いです。

参考書↓

Comments

Copied title and URL