方策の立案の手順【課題達成型QCストーリー解説】

QC

five person by table watching turned on white iMac

「課題達成型QCストーリーの方策の立案の手順が知りたい」

こういった疑問に答えます。

■本記事の内容

・方策の立案とは

・方策案の洗い出し

・方策案の評価

この記事を書いている私は、製造メーカーの技術職であり、約10年間QCサークルのメンバーとして活動しています。

QC活動の難しさは理解しており、実体験に基づいた現場目線で、役立つ情報を提供します。

方策の立案とは

black and gray office rolling chair

方策の立案のステップの目的は、目標を達成するための効果の大きい方策の方向性を決めることです。

余談ですが、「方策」と「対策」は意味が異なります。

「方策」とは、なにかしらの問題が起こる前に、計画を立てて、あらかじめ策を講じることを意味します。

一方で、「対策」はすでに起こっている問題に対応するために策を講じることです。

ネット上の課題達成型QCストーリーの記事も間違いをちらほら見かけます…。細かい点ですが一応書いておきます。

横道にそれましたが、方策の立案の手順について、以下で説明していきます。

方策案の洗い出し

woman placing sticky notes on wall

まずは、現状レベルと要望レベルのギャップを埋めるための攻め所を踏まえて、実現性はひとまず置いて、多くの方策案を洗い出していきます。

ここでのポイントは実現性を意識しないことです。

なぜなら、実現性にとらわれると方策に新しい視点や斬新な視点が抜けて、結局ありきたいりで平凡な方策しか出てこないからです。

テーマが課題達成型なのであれば、その目標を達成するためには、現状の平行線上の方策を講じるのではなく、今までにないような視点が必要になる場合があります。

その芽を摘まないためにも、実現性はひとまず置いて自由な発想で方策案を出すことが重要です。

その際には、ブレーンストーミング法を使って案を洗い出し、出てきた意見には、批判をしないように注意します。

「そんなの無理だし」

「できるわけないじゃん」

みたいな発言が出るとすぐに会合の雰囲気が悪くなりテンションが下がります。

そうなると良いアイディアが出てこなくなり、無難で批判されないありきたいな案ばかりになってしまいます。

ブレーンストーミングのやり方やポイントは別の記事で解説しています↓

QCサークル活動でのブレーンストーミングの活用とポイントについて説明しました。ブレーンストーミングの4原則と司会者の事前準備が重要です。QCストーリーの問題解決型であれば要因解析・対策立案、課題達成型であれば方策立案のステップでのアイディアや要因出しで有効活用しましょう。

また、出てきた方策案は、系統図で整理してまとめていきましょう。

系統図について知りたいかたは、こちらの記事を参考にして下さい。

QC手法/新QC7つ道具の系統図の書き方やメリット、問題解決型QCストーリーでの活用方法について解説しました。系統図は、目的を達成するための手段・方策をモレ落ちなく抽出し、共有化できる有効なツールです。系統図を使いこなして、業務の質向上を目指しましょう。

方策案の評価

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方策案が洗い出せたら、どの方策案が実施したときに効果が高く、目標達成への寄与が大きいのかを評価し、方策案の優先順位をつけます。

ここで、なぜ優先順位をつけるのかというと、次の成功シナリオの追求で最適策を抽出する際に、効果の高い方策から検討するからです。

限られた時間のなかで成果を出すには、すべての方策案について最適策を検討するのは効率的ではありません。

ですので、方策案の優先順位付けをします。

また、この方策の絞り込み、優先順位付けの際も実現性ではなくあくまで期待効果で評価しましょう。

期待効果は、定量的に評価することができれば一番ですが、現実的にはそうもいかない場合が多いです。

ですので、今までの経験を踏まえて感覚的につけつつも、その理由を明確にすることを心がけてください。

まとめ

課題達成型QCストーリーの方策の立案のステップについて進め方を説明しました。

目標を達成するためにより効果の大きい最適策を抽出するにあたり、いままでの方法にとらわれずに広い視野をもって方策案を出していきましょう。

少しでもQCサークル活動の参考になれば幸いです。

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