品質管理の仕事はつまらない?【実務経験者のぼやき】

QC

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「品質管理の仕事ってつまらないですか?実際に品質管理業務の経験者の意見を聞きたいです」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容は以下の通り。

・品質管理の仕事はつまらない?
・検査業務の仕事はつまらない?
・顧客対応の仕事はつまらない?

この記事を書いている私は、製造業のエンジニアに10年近く携わっており、品質保証部門の業務も経験しております。

品質保証部門では、総合職として主に顧客対応や社内の品質管理及び品質改善に取り組んできました。

新卒の学生や転職活動中の人で、品質保証部門が候補として考えているのであれば、実際に働いてみたときにどんな感じなのか気になるかと思います。

また、品質保証や品質管理と言われても硬そうな雰囲気で、つまらなさそうというという印象をもっている人も多いでしょう。

本記事では、私の品質保証の実務経験から「製造業」の品質保証/品質管理の仕事がつまらないのか?について見解を書いていきます。

どんな仕事でもつまらない、楽しいと感じるかは、個人的な主観によります。
なので、一意見として参考にしてもらえればと思います。

品質管理の仕事はつまらないのか?

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この疑問に回答しようとしても、一概には言えません。

なぜなら品質保証部門の業務と言ってもその種類は様々だからです。

例えば、検査・判定・顧客対応(問い合わせ/クレーム対応)・品質管理/品質改善・出荷対応・調査分析・社内の品質管理システムなど。

どの業務を担当するか、自分が置かれる立場によって、業務の内容・負荷・ストレスは全く異なります。

ただし、品質保証ってどんな部門なの?という疑問に一言で答えるならば、

「各部門で起こった問題のしわ寄せが集まる場所」と言えます。

なぜなら、品質保証部門は、お客様に提供する製品/サービスに対して、最終的に品質を判断し、保証する必要がるからです。さらに会社の顔としてお客様と直に向きあうのが品質保証部門の担当者だからです。

さて、話を戻します。

少し強引ですが、品質保証部門の仕事がつまらないのか?という疑問について、品質保証部門の代表的な業務の検査業務と顧客対応に絞って説明していきます。

検査業務の仕事はつまらない?

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検査業務の内容

品質保証/品質管理の仕事で、一番に浮かぶのが検査業務のかたが多いと思います。

検査業務は、製品の特性・性能を測定し、規格に適合しているかを判定する業務です。基本的には、検査方法が標準化されており、それに従って検査を実施するルーチンワークです。

この業務は、主に高卒社員や派遣が担うのが一般的です。

検査業務はルーチンワーク

来る日も来る日もルーチンワークをこなしていくのが苦手な私にとっては、検査業務はつまらないと感じます。

同じことを毎日繰り返していれば、誰しも飽きます。それは仕方がないです。意識して自分から学ばなければ技術の習得や成長も止まるでしょう。

さらに、交代勤務の職場もあるでしょう。私しも3交代勤務の経験がありますが、ルーチンワークの3交代は本当に辛いです。

ルーチン作業がつまらないのと、昼夜逆転が繰り返される生活はストレスが溜まります。この業務を続けられる現場のかたは本当に凄いと心から思います。

一方で検査業務とはいえ、業務経験を積み、人の教育やチームを管理する立場になれば、ルーチン作業以外の仕事の面白さや難しさを感じることもできるかと思います。

当たり前ですが、同じ業務でも立場が変われば仕事の面白さも変わってきます。

顧客対応(クレーム対応)の仕事はつまらない?

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顧客対応の仕事はつまらない?

「いいえ」と答えます。

ただし、この仕事をやりたいか?と言われれば、「やりたくない」と答えます。

顧客対応の精神的な負荷

品質保証の顧客対応、とりわけクレーム対応はハードな仕事です。

私は様々な部署を転々としてきましたが、品質保証の顧客対応は一番ハードな部署だと感じます。

クレームが多発しているときには、「この仕事つまらないわー」なんて考えている余裕すらありません。

そのぐらい追い込まれることが多々あります。

もちろんクレームがなく平和な日々が続いていれば、はっきり言って楽です。ただし、いつクレームが来るか不安な毎日を送ることになります。

また、品質保証部門の顧客対応の厳しさは、後工程に問題を投げられないことです。

ちょっと気になる点があるけど、まぁいいか、後工程に任せよう。みたいなことができません。品質保証部門の後はお客様です。

てか、品質管理の考え方として後工程はお客様なのでそもそも原則に反してNGですが…。

ただし、これが品質保証の顧客担当者や品質の最終判定者に精神的な負荷がかかります。

判断を間違えると、会社信頼を失い、会社のその後を左右する可能性があるからです。

品質保証の顧客対応に要求される能力

この仕事はとにかくスピード・判断力・ロジカルな思考力が要求されます。

仕事が遅い、相談・報告をしない、判断を先延ばしにする、責任感がないような、いわゆる仕事ができない人には務まりません。

また、クレームが来たからと言って単に謝ればよいというわけではありません。

時に、お客様と戦う必要もあります。

お客様に納得してもらう説明をするには、理屈が通った説明が必要で、事実に基づきロジカルにストーリーを組み立てることが求められます。

さらに交渉をすめるめの戦略的な思考も求められます。

仕事ができない人がこの業務を担当すると精神を病むでしょう。もちろん顧客担当者としての立場や役割にもよりますが。

このように、クレームが多ければ、顧客対応の仕事はハードです。

ある意味で仕事内容の刺激は強く、自分の成長にも繋がる業務なので、仕事がつまらないということはないと私は思います。

ただし、手を挙げてやりたいか?と言われれば、私のようなまったり系の人にとっては、やりたい仕事ではありません。

品質管理の仕事のきつさについては別の記事でも説明しているので、興味のあるかたはこちらをどうぞ。

品質管理/品質保証の仕事はやめておくべき理由について説明しました。私自身、品質保証の顧客担当として苦労した経験から、理系の新卒や中途採用のかたはこの仕事はやめておいたほうが良いと考えています。製品の作り方から使われ方までの幅広い知識、スピード、戦略、ロジックなど総合的に高い知識/能力が要求されるきつい職場です。

まとめ

品質保証/品質管理の仕事はつまらないのか?という疑問について、私の業務経験から説明しました。

検査業務はルーチンでつまらないものの、クレーム対応を代表とする顧客対応は、クレームが多ければつまらないなどと言っていられる余裕のない業務です。

もちろん業界やその業界での会社の立ち位置にもよります。一意見として参考になれば幸いです。

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