品質管理/品質保証の仕事はきついからやめとけ。その理由

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a man holds his head while sitting on a sofa

理系就活生「志望の企業はあるけど、これと言ってやりたい職種が浮かばない。製造は泥臭くて合わなそうだし、自分は研究開発向きでもない。他には、品質管理があるみたいだけど、きついイメージがあるし、やめといたほうがよいのかな」

転職したい人「品質管理や品質保証の仕事に興味があるのですが、きついって話を耳にします。実際どうなのか知りたい」

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私は、製造業のエンジニアとして10年近く勤めており、品質保証部門でクレーム対応や品質管理業務に携わってきた経験があります。

私は会社から辞令を受けて品質保証部門に異動しました。自分が望んだ異動ではありませんでしたし、品質保証部門はきつそうなイメージがあったので不安でした。

本記事では、品質保証/品質管理部門での仕事を考えている就活生や転職を検討している人に、私が実際に品質保証部門の仕事を通して、品質保証部門はやめておくべきなのか、どんな人が向いているのかについて書いていきます。

もちろん、業界によっても多少変わってくると思いますので、一意見として参考にしていただければと思います。

品質管理の仕事はやめとけ?その理由

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品質管理/品質保証部門の主な業務

品質保証部門、会社によっては品質管理部門と呼ばれるこの職場。業務内容は、検査・判定・顧客対応・品質管理/品質改善・出荷対応・調査分析・品質管理システム文書の管理など様々です。

主な業務として、検査業務・顧客対応・事務処理の3つわかれます。

高卒・派遣社員は主に現場の検査業務や事務処理作業を担当することになります。一方で、理系大卒や中途採用者などが割り当てられる総合職は、顧客対応と呼ばれる担当顧客からの問い合わせやクレーム対応が業務内容となることが多いです。

先の検査業務や事務処理作業は、基本的に作業が標準化されておりルーチンワークです。もちろん突発的なイレギュラー対応もありますが、精神的に追い込まれるほどの負荷はかかりません。

単純作業の繰り返しが苦手でなければ、問題ありません。また、会社によっては24時間工場が稼働している場合があり、検査業務であれば交代勤務の可能性があります。

その場合には、不規則な生活になるため、予め注意が必要です。私も交代勤務を経験したことがあります。

夜勤明けの朝はすがすがしく気持ちが良いですが、どうしても夜出勤するのが億劫で、交代勤務をこの先ずっと続ける気にはなれませんでした。

品質管理/品質保証の顧客対応の仕事はやめとけ

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結論として、新卒や中途採用で、就職先として品質管理部門を選ぶことは、やめといたほうが良いです。

さきのとおり、新卒や中途採用者は、総合職として顧客対応の業務を担当する可能性が高いです。業務内容は、顧客からの品質に関する問い合わせやクレーム対応、監査対応などです。

これらの業務には、製造業であれば原料から製造、出荷、さらにお客様での製品の使われ方まで幅広い知識が求められます。

さらに、社内の品質マネジメントシステムや過去の顧客との取り交わした決まり事の背景など、とにかく多岐にわたって正確な理解が必要となります。

今の時代、余剰人員を抱えることができる会社も少なく、新卒や中途採用者も即戦力として期待されてしまうことから、これらの知識を早い段階である程度身に着ける必要があります。

社内なら知りませんでしたと許される場合もありますが、お客様相手ではそうはいきません。(実際は、すぐに確認します…といってその場をしのぎますが)

また、品質保証の顧客担当が相手にするお客様はクレームを出していて、基本的に怒っている状態です。

品質不具合が発生している場合、すぐに原因を突き止め対策をしなければ被害が拡大する可能性があるので、とにかく早い対応が求められます。

この点も、新卒や中途採用者にとってはきついところです。

もちろん同じ部署の人や関連部署の人の知見や意見をヒヤリングして進めます。しかし、品質保証の顧客担当は、先に書いた幅広い知識が要求されるため、入社後1年程度の状態では他部署の人の話を理解することや、それを疑うこと、隠れた事実を想定することもできません。

その辺が当然のようにできないと品質不良の原因究明及びクレーム対応をすることはかなり厳しいです。しかもスピードが求められます。

このように、品質保証の顧客対応では、原料から製品・出荷、さらにはお客様での製品の使われ方までの幅広い知識やスピード、もちろん原因究明の問題解決の知識や相手を説得するためのストーリー設定・ロジックの組み立てが必要となります。

新卒や中途採用のかたは、先輩の指導を受けながら業務を進めるとは言え、きついと言わざるを得ません。真面目で不器用な人の場合、精神的に追い込まれる可能性もあるでしょう。

なので、新卒や中途採用のかたには品質保証/品質管理の仕事はお勧めできず、やめといたほうが良いです。

品質保証の顧客担当は社内から選ばれるべき

品質保証の顧客担当としては、少なくとも、製品の作り方を深く理解し、製造現場の実体を知っておくことが必要です。

ちなみに、短期間の現場実習では無理です。

さらにわずかな時間の採用面接ではなく、実際の働きぶりをみて適しているかを判断し、品質保証/品質管理部門に異動させるのが良いでしょう。

転職先や業種は様々

私の結論としては、あえて厳しく精神がすり減らされる品質保証/品質管理の業務を選ぶ必要はないと思います。

世の中、様々な業界や業種があります。

自分の周りにある狭い世界の情報にとらわれるのではなく、様々な意見を取り入れて考えるほうが良いです。

転職を考えているのであれば、まず転職エージェントや転職サイトに登録して、プロのキャリアアドバイザーに相談してみるのがよいでしょう。

技術系エンジニア向けの転職エージェントや転職サイトは別の記事で紹介しているので、興味のあるかたはこちらをご覧下さい。

会社の先行きは暗いし、業務もつまらないので転職したい。おすすめの転職サイトや転職エージェントがあれば教えてください。あと、エンジニア系の転職に特化したサイトも知りたいです。そんな技術系エンジニア向きのおすすめ転職エージェントと転職サイトを紹介しました。

まとめ

品質管理/品質保証の仕事はやめておくべき理由について説明しました。私自身、品質保証の顧客担当として苦労した経験から、理系の新卒や中途採用のかたはこの仕事はやめておいたほうが良いと考えています。

製品の作り方から使われ方までの幅広い知識、スピード、戦略、ロジックなど総合的に高い知識/能力が要求されるきつい職場です。

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