「最近、働くのがバカバカしくなってきた。長時間やりたくもない仕事に自分の時間を使うのが耐えられない。そもそも仕事をする目的や意味って何だろう?」
このような疑問に答えます。
仕事に意味はあるのかという疑問は、就活生や仕事を長く続けている社会人なら誰しも悩むのではないでしょうか。
本記事では、仕事をする目的がなく、意味合いを見出せない理由と対処方法について紹介します。
仕事の目的がない?仕事の意味/目的とは
仕事をする意味は、仕事をする目的と言い換えることができます。
仕事の目的は、自分自身の何らかの動機を実現させるための手段であり、人それぞれで正解はありません。
また、この人間の動機に関する有名な理論として、マズローの欲求5段階説があります。
この説は「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものです。
この5段階はピラミッド状になっており、ピラミットの上からこのようになっています。
・自己実現の欲求
・承認の欲求
・社会的欲求/所属と愛の欲求
・安全の欲求
・生理的欲求
仕事の意味/目的は、これらの欲求をみたすための一つの手段です。
仕事(本業)でこれらの欲求をすべて満たす必要性はありません。あくまで一つの手段でしかないのです。
例えば、ある人にとって仕事をする目的は、「生活するため(生理的/安全の欲求)」や「集団に所属するため(社会的欲求)」の手段ですし、別の人にとっては「自己実現」や「承認」を得るための手段かもしれません。
まずは、あなたの仕事の目的は、何かをマズローの5段階欲求の何を満たしたいのかを考えなおしてみると、混乱した頭を整理できます。
そして、すべての欲求を仕事のみで満たす必要があるのか、他に手段がないのか冷静に考えてみましょう。
仕事に意味を見出せない理由
仕事に意味を見出せない理由は、以下の通りです。
・仕事をする目的が曖昧な状態で放置している
・仕事をする目的は明確だが、その達成までほど遠い
まず、仕事に意味を見出せないのは、仕事をする目的を明確にしていないからです。
これは当たり前です。
これが不明確な状態だと、仕事をする意味がないことと、仕事が嫌いなことを混同してしまう可能性が高いです。
仕事をする意味がないことと、仕事が嫌いなことは全く別ものです。
もし、その仕事が嫌いなのであれば、転職しましょう。
嫌いな仕事を続けていても精神衛生上よくありません。
ただし、大半の人は今の生活に支障をきたすので我慢をしているのだと思います。
一方で、仕事に意味がないと感じる理由として、働くことで期待される欲求を満たせていないという人もいます。
つまり、その仕事では自分が望む「自己実現」や「承認」の欲求が満たされないということです。
言い方を変えれば、仕事に意味がないというよりも、仕事にやりがいを感じていないとうほうが近いです。
どちらかというと、この悩みを抱えている人のほうが多いのかもしれません。
仕事のやりがいについては、社会的な価値観に縛られている可能性もあります。
それについては別の記事に書いていますので気になるかたはご覧下さい。
仕事にやりがいがないと感じている人は、自己実現したい方向と今の仕事があっていない場合には、転職・副業・趣味に重点を置くことを考えるべきかもしれません。
その際には、転職するにせよ、副業をするにせよ、自分ができることと、できないことをしっかりと見極めて、自分の力を活かせる道を選択しましょう。
為末大さんの著書、諦める力にもこのあたりの考え方について詳しく説明があります。良書なので気になるかたは目を通してみて下さい。
いろいろと目からうころこで、あなたの視野が広がり、より客観的に自分自身をみることができるようになります。
まとめ
仕事をする意味がないと感じる理由とその対処について説明しました。
まずは、自分なりの仕事をする目的を明確にして頭の整理をしましょう。
目的が明確になったら、それに対していまの仕事を照らし合わせて、悩むのではなく次に何をすべきかを考えて行動に移していきましょう。
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