

「新しい職場で働くことになったけど、今まで経験したことがない業務内容で、仕事についていけていません。何とか追いつこうと頑張ってはいるけど、正直、かなりしんどいし、このまま続けていけるか不安。この仕事辞めようかな…」
こういった悩みに答えます。
私自身、転勤や部署異動が多く、仕事内容がガラリと変わる経験を数多くしてきました。
そのたびに、今までの経験があまり役立たず、知識や技術を一から習得する必要があり、精神的にもかなりきつく、毎日イライラしてこんな会社辞めてやると思ったことも度々ありました。
この記事では、新しい職場に変わり、仕事についていけなくて辞めようと悩んでいる人に向けて、その理由と考えるべきことについて解説します。
仕事についていけない!辞める前に考えるべきこと

新しい職場に変わり、仕事についていけなくなる理由を挙げると以下の通りです。
- 人生はただの暇つぶし
- 人生に目的や正解はない
- せっかく暇をつぶすなら熱中できることで
- 生き方の視野が広がるおすすめ本
それぞれの理由と、考えるべきことを説明していきます。
業務の理解不足
新しい職場に入って1~2年間ぐらいは業務の理解不足の状態が続いて仕事についていけないのは仕方がないことです。
そんなに簡単に戦力になるぐらいなら企業も人材育成には苦労しません。
努力して、短期間で知識は覚えても、経験を積まなければ業務を理解することはできません。
新しい職場に移って1~2年間は、誰しも仕事についていけないと苦しむ期間ですので、今の職場を簡単に辞めずに、経験を積み重ねることを考えてみましょう。
職場の風土、環境に適応できていない
転勤や転職、新しい仕事を始めるとなると、職場環境や風土がガラリと変わります。
前の職場では当たり前だったことが、新しい会社だとNGである場合も多々あります。
そういった一つ一つのNGを繰り返すことで、周りから批判を受けると徐々にメンタルが落ちていきます。
すると仕事のパフォーマンスが落ちて仕事についていけなくなります。
また、業界が変われば上司や同僚のタイプも変わり、うまくなじめずに仕事の質問や相談がしにくい状況になる可能性もあり、仕事がうまく進まなくなることがあります。
ある程度、いろいろなタイプの人とうまくやっていく柔軟性や打たれ強さがないと精神的に苦しくなってしまいます。
この場合には、職場で悩みを相談できる相手を見つけることが大事です。
私も、新しい職場環境でよそ者扱いをされていた時期が数年続きましたが、一部には他の部署から温かく見守りときには声をかけてくれる人がいたので非常に助かりました。
また、新しい職場の風土をある程度受け入れることも労働者として器用に生き抜くためには必要です。
言ってしまえば、良くも悪くも会社の風土に染まるということです。
これは賛否両論あり、あなた次第です。
私は、いちいち悩むのが面倒ですし、仕事は割り切っていることもあり、職場の風土を適当に受け入れてなじむようにしています。
自分らしさは仕事でなくプライベートで追求すればよいと考えています。
一方で、自分に嘘をつきたくない、取り繕うのが嫌いで、今の職場の風土に合わないというのであれば、転職を考えるべきです。
毎日の職場が悩みの種になりイライラするのはメンタルに負担を掛けるだけで時間の無駄です。
職場の教育制度や引継ぎ体制が不十分

職場の教育制度や引継ぎ体制に完璧を期待することは無理がありますが、いい加減な職場は多いのではないでしょうか。
会社の表向きは研修が充実しており教育体制が充実しているとうたっていても、実際働く現場の教育体制・標準化・過去資料の2Sなどが、ずさんな職場って、あなたの職場だけではないです。
また、個人商店状態の職場も多いです。
まともな引継ぎができていないと、自分が担当者になったときに過去のことがわからず、なんのこっちゃって感じですよね。
このような環境に入ってしまうと、なかなか要求される水準の仕事についていくことは難しいです。
これについては、転職しても状況が変わらないリスクが高いと考えておくべきです。
このような理由で職場に不満をもって安易に転職をすると、繰り返すことになり時間ばかりが過ぎていきます。
なので、転職ではなく、今の仕事にしがみついて頑張るべきだと思います。
同僚のレベルが高すぎる
同僚がレベルの高い人ばかりだった場合には、かなり精神的に辛く、仕事についていけないと感じてしまいます。
ただし、まわりに仕事ができる人が多いのは、マネをすることで仕事ができる人になれる大きなチャンスでもあり、ラッキーととらえることもできます。
仕事についていけない状況ならば、仕事ができる同僚の仕事の進め方を徹底的に盗みましょう。
一方で、努力しても、周りのレベルが高すぎて全く通用する気配がない場合もあります。
その場合には、自分の強みを考えて勝てる領域で働くことを考えてみましょう。
人には生まれつきの能力の差があり、得意・不得意があります。実は、今の職場は自分が向いていないことなのかもしれません。
自分が得意なことを仕事にして活躍することを考えるべきです。
このあたりのことは、元陸上のアスリートだった為末大さんの著書「諦める力」を読むと参考になります。ちなみにAmazon audibleのラインナップにも入っていますので無料体験で聴いてみては。→Amazon audibleの無料体験はこちら
為末さんはもともと単距離ランナーでしたが、オリンピックでメダルを取るために自分が勝てる領域のハードルに種目を変えて見事メダルを獲得しています
自分の目標を明確に、そして自分を見極めることで戦略を変えて結果を残すこともできるのです。
もし、周りのレベルが高すぎて、仕事についていけないと悩んでいるのであれば、改めて自分の好きなことや強みを見直して、それを活かした仕事に転職してみることを考えてみるのも良いでしょう。
自分の興味があることや得意なことを仕事にすれば、あなたの自身が戻り、伸び伸びと仕事ができるようになれます。
真面目すぎる性格

最後に、仕事についていけないと悩んでいる人は、真面目すぎる可能性があります。
まじめすぎる、完璧主義者ってやつです。
実は、これまで説明してきた仕事についていけない理由もここに集約されると考えています。
性格が「まじめすぎ」「不器用」このあたりだと思います。
一つ一つの仕事を100%で取り組んでしまうと、仕事がなかなか片付かず、溜まっていきます。
結果として、次から次に振ってきた仕事がさばききれず、仕事についていけない状況に追い込まれているのではないでしょうか。
また、自分が判断できないことを自分で解決するんだっ!と考えて、ひたすら悩み続けていませんか。
これは、悩み損ですよ。
このような人は、もっと仕事を適当にやっつけるぐらいの意識で良いと思います。
このあたりの仕事の進め方については別の記事で解説していますので、参考にして早くその状態から抜け出してください。
まとめ
仕事についていけないと感じて仕事を辞めようと悩んでいる人に向けて、その理由と向き合い方について解説しました。
新しい職場になり、仕事についていけないと悩んでいる人は、真面目過ぎや不器用なタイプです。
もっと肩の力を抜いて仕事に向き合いましょう。
ただし、もし苦しい場合には人生の貴重な時間を無駄にしないためにも、自分の得意なことや興味がある仕事への転職を考えてみましょう。
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